【噂・迷信】びわの木を植えると病人が出る?言い伝えの真相は?

びわの実 etc.
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■家の敷地に植えてはいけない木や草花

ビワの木を敷地に植えると、その家から病人が出る

という言い伝えがあります。

私自身も、祖母や母から、家の敷地に植えてはいけない植物として、ビワ、ツバキ、アジサイ、彼岸花は聞かされていました。

ツバキは花が散らずにそのままボタッと落ちることから、武家などでは斬首をイメージさせるので、縁起が悪いとされたそうですね。アジサイは湿気を好むので、いえが湿気で傷み、病人も出やすくなるそう。彼岸花は根に毒があること、仏様=死者の花であることが理由でした。

ただ、ビワについては理由が分からず、とにかく病人が出るので縁起が悪いとされ、また、びわの実も食べないほうが良いと言われて育ちました。が、あるときがんの民間療法で『びわの葉温灸』なるものがあると知り、「びわ」が縁起が悪い植物というイメージがもしかして間違っているのでは、迷信なのでは……と思い、調べてみることにしました。

■枇杷(びわ)の木を植えてはいけない理由とは?

まず、ビワの木を家の敷地に植えるな、ビワの木があると家人が病気になる、という言い伝えについて。

実は、枇杷は元々、インドや中国が原産で、仏教の経典の中では最高の薬が採れる木として記されているそうです。そのため、仏教が日本に伝来し、全国にお寺が建てられるのと同時に、お寺の境内にはびわの木が植えられ、その葉を最近でも知られるようなびわの葉の温灸やびわの葉のお茶などで、薬として使用するようになったそうです。

★やはり迷信?びわは薬効抜群だからこそ……

そして、いつしかお寺には枇杷の葉を求めて、病人や病人の家族が訪れるようになり、それが「枇杷の木があると病人がたえない」という話になった説。

もう一つは、枇杷の木の薬効を十分知っていて、お寺や薬を扱う商人が、一般の家に枇杷の木を植えられて、お寺に人がこなくなったら、薬が売れなくなったら困る……と考えて、「家にビワを植えるのは縁起が悪い」と噂を流したという説。

どちらとも正しく、双方が今に至るまで少しずつ変化して受け継がれてきたのかもしれません。

■びわにまつわる怖いうわさ

他にも、びわにまつわるちょっと怖いうわさがありました。

・びわはその家に不幸があるとよく育つ

・びわは、人間の叫び声を聞くのが好き/病人のうめき声を聞くのが好き

・びわは、その家の主人が死ぬまで実をつけない

どれも、敷地にびわを植えるなの話と関連しているようですね。

★桃栗三年、柿八年に続くのは「枇杷は9年」

最後の「びわはその家の主人が死ぬまで実をつけない」については、びわは最初に実をつけるまでに、なんと9年もかかるという言い伝えがあったようです。有名なことわざ?の「桃栗三年柿八年」には続きがあり、地方によって異なるものの、「枇杷は九年でなりかねる」のパターンが多いようです。(他にはゆずも9年説)

参考:「桃栗三年、柿八年」に続くのは「ユズ9年」? 

9年も実をつけないとなると、その家の年長者が寿命で亡くなることもあったのかもしれません。

体と心がよみがえる ビワの葉自然療法