【免疫療法】最新の免疫療法でメラノーマ完治の実話【免疫療法薬Keytrudaとは】

etc.
image

アメリカのジミー・カーター元大統領は昨年12月、最新の免疫療法で癌がほぼ消えたと発表した。

引用元:カーターの癌は消滅したが、寿命を1年延ばすのに2000万円かかるとしたら?

このカーター元大統領のケースは、初期ではありませんでした。

肝臓の一部を切除する手術を受けた。その後、この手術で見つかったがんがメラノーマだったことが判明

磁気共鳴断層撮影(MRI)検査の結果、脳の4カ所にメラノーマが見つかったという。大きさは2ミリほどだった。

メラノーマの発覚時点で90歳、治療後の現在は91歳のご高齢。よく、放射線治療に体が耐えたものだと思いますが、免疫療法のほうは、やはり最先端だけあって、体への負担が少なかったのでしょうか。

参考:カーター元米大統領、脳に悪性腫瘍 記者会見で発表(CNN.co.jp)

★放射線療法と免疫療法の併用だった

カーター氏ですが、免疫療法単体ではなく、放射線療法(周囲の脳組織を傷つけずに放射線ビームを厳密に腫瘍に当てる「定位的放射線手術」)の併用が奏効したようですね。

注:カーター氏が使用した、免疫療法薬Keytruda(一般名:pembrolizumab)は、2015年12月時点では日本では未承認。

カーター氏は8月、脳に4カ所の転移病変がみつかったことを発表し、治療を開始した。脳腫瘍の放射線療法は、コンピュータを用いて周囲の脳組織を傷つけずに放射線ビームを厳密に腫瘍に当てる「定位的放射線手術」と呼ばれる手技の開発により大きく進歩していると、Demopoulos氏は説明する。

また、免疫系の力を最大に発揮させるKeytrudaなどの免疫療法薬も脳腫瘍治療を向上させた。がんを死滅させる化学物質は血液脳関門を通過するのが難しいため、化学療法は従来、脳腫瘍には無効であった。Demopoulos氏によると、Keytrudaはがん細胞が免疫系から身を隠すための受容体に結合し、その働きを妨げることにより、がんが身体からの攻撃を逃れるのを阻止するという。

引用元:カーター元米大統領が最新治療の力で脳腫瘍から回復(2015.12.17掲載)/ヘルスデージャパン

★免疫療法薬Keytrudaとは?

・アメリカ食品医薬品局(FDA)が2014年9月に承認。

・米国では初めての承認となる【抗PD-1抗体製剤】

・Keytrudaの製品名は『pembrolizmab(ペンブロリズマブ)』

・適応は、進行もしくは切除不能の悪性黒色腫(メラノーマ)

参考記事:米FDA メラノーマ治療薬・Keytrudaを承認 米国では初の抗PD-1抗体に(ミクスonline)

Keytrudaは転移性非小細胞肺がんの治療薬としても承認

2014年9月に最初にメラノーマの治療薬として承認された後、2015年10月には、プラチナ製剤ベースの化学療法の施行中または施行後に進行した転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬としても承認。

「KEYTRUDA(R)」(一般名:ペムブロリズマブ)が、米国食品医薬品局(FDA)から、FDAが承認したコンパニオン診断でPD-L1陽性と判定され、プラチナ製剤ベースの化学療法の施行中または施行後に進行した転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬として、3週間ごとに1回2 mg/kgを単独投与する用法・用量で承認されたことを発表した。腫瘍に上皮成長因子受容体(EGFR)または未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)遺伝子異常がみられる場合には、それに対してFDAが承認した治療を施行後、進行した患者が対象となる。

★2015年10月時点の記事では「日本でも臨床試験が進行中」

KEYTRUDAに関しては米国で現在、進行性NSCLCを対象とした第3相臨床試験が進行中。日本でも、悪性黒色腫、非小細胞肺がん、膀胱がん、頭頸部がん、胃がん、乳がん、ホジキンリンパ腫の適応症において臨床試験が進行中としている。

引用元:プラチナ製剤ベースの化学療法施行中または施行後に進行した患者が対象(医療NEWS)2015年10月14日 PM01:30

自力で免疫力を上げる全力療法 (TJMOOK)

ライフライン21 がんの先進医療 別冊 免疫力が変える がんの治療・再発予防効果: 次世代がん治療として世界が注目する免疫療法について、専門家16人が語る最新ガイド