【首のしこり】首のしこりは悪性リンパ腫のほかに『上咽頭癌』の可能性も?

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【あご下の痛くないしこり】葛根湯と排膿散及湯で縮小した【しこり(5)】の記事に書いたように、あご下と首のしこりが最近になって収縮してきたものの、先日、暑さが原因とは分かっているものの寝汗を連日かいてしまったので、ネットで調べて首のしこりは耳鼻咽喉科の領域だとホームページに書いていた、信頼できそうな医師のいる新たな耳鼻咽喉科で診察を受けてきました。

意外!首のしこりはリンパ腫ではなく「上咽頭ガン」のこともある

幸い、今回診てもらったのは、20年近く大学病院で触診からがんの診断も行っていたという先生で、首とあごのしこりを触ってはっきりと、悪性のものの可能性は限りなく低いこと、そして万が一の可能性としてあるとすれば、悪性リンパ腫よりも、『上咽頭癌』とのことでした。そして、診察で鼻からスコープを入れて咽頭の状態を見たところ、咽頭がんではないだろうとのことでしたので一安心。ただ、これまでまったく首やあごのしこりと関係していると思ったこともなかった病名なので、咽頭癌についてもため調べてみました。

上咽頭癌とは?

人間の「のど」は、咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)からできています。このうち咽頭は鼻の奥から食道までの、食べ物と空気の両方が通る部分で、上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれています。

上咽頭は解剖学的に鼻腔(びくう)のつきあたりで、口を開けた時に見える口蓋垂(こうがいすい:いわゆる「のどちんこ」)、および扁桃(へんとう:正しくは口蓋扁桃)の上後方の部位をさし、頭蓋底(とうがいてい:脳の底を支えている頭蓋骨)の骨を境として脳と接しています。

出典:上咽頭がん(がん情報サービス)

実際に耳鼻咽喉科の先生が説明してくれた頭頸部の図。黒でグルグルマルがついてる部分が上咽頭だそうです。

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上咽頭癌とは

上咽頭癌は、咽頭扁桃の周辺に発生する悪性腫瘍のこと。

上咽頭の側壁には、耳管(じかん)開口部と呼ばれる中耳(ちゅうじ)と連絡する管の出口があります。このため、上咽頭がんでは鼻症状のみでなく、耳に関連した症状も出現します。

出典:上咽頭がん(がん情報サービス)

上咽頭ガンとしこりの関係

首のしこり、と言って疑う悪性の病気といえば真っ先に悪性リンパ腫が浮かんでいたのですが、実は耳鼻咽喉科では真っ先に上咽頭癌を疑うようでした。※個人的な経験談

症状としては、頸部(首)のリンパ節の腫脹(しゅちょう:はれ)があげられます。この腫脹は上咽頭がんの頸部リンパ節転移によるもので、多くの場合、耳介(じかい)の下斜め後方にあるリンパ節(副神経リンパ節)が腫脹しますが、病気が進むと別の頸部リンパ節も腫脹してきます。上咽頭がんは、頸部リンパ節に転移することが多く、ほとんどの症例に認められています。頸部リンパ節の腫脹だけを自覚症状として外科や内科を受診し、なかなか診断がつかず、頸部リンパ節を生検して初めて頭頸科(耳鼻咽喉科)で上咽頭がんの診断が確定することもあります。

上咽頭のがんそのものによる症状としては、鼻症状、耳症状および脳神経症状があげられます。

出典:上咽頭がん(がん情報サービス)

がん情報サービスの上咽頭がんの説明にもありますが、私がかかった耳鼻咽喉科の先生によると「上咽頭がんは、初期にはほとんど症状が出ないことが多い。上咽頭癌自体はそこまで怖いガンではないが、リンパ節に転移するのが早い。上咽頭癌が初期で発見される場合、首のしこりで見つかることが多い」のだそうです。

参考ページ:上咽頭がん(じょういんとうがん)